[2018.03.13掲載]

日本科学未来館(東京都江東区)の未来館ホールで、3月10日、シンポジウム「Lesson #3.11プロジェクト」が行われました。

事前登録者で定員の240席が埋まり、当日参加者向けにサテライト会場が設けられるなど、関心の高さを感じさせた本シンポジウム。参加者のうち研究者は40人程度となり、一般からの参加者の多さに目を見張りました。トークセッション見学者には中学生の姿もあり、本テーマ「原発事故から7年、放射能汚染の状況はどこまで改善したのか」は、幅広く関心を集めている課題であることを強く感じました。

質疑応答のコーナーでは、当事者の立場からの質問、研究データの公表と保全についての質問など、多岐にわたる質問が寄せられました。トークセッションでは、実際の測定器具やデータなどを見ながら、新学術領域研究のメンバーを中心に分野の異なる研究者と、一般参加者が熱心に意見を交換する姿が見受けられました。

福島第一原子力発電所の事故から7年目を迎えた今、「これからの課題」について意見を交換し合うという観点において、有意義なシンポジウムとなりました。


熱気あふれるトークセッション会場


ポスターを囲み説明に聞き入る姿も多く見受けられました