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カリキュラムの概要

環境科学専攻(博士前期課程)において、10科目10単位を新たに開設し、プログラム修了者には大学院の学位とは別に特別プログラム修了証を授与する。また、持続環境学専攻(博士後期課程)では、海外長期インターンシップの開講を予定。
講義科目
①原子力災害環境影響評価論Ⅰ(筑波大)
原発事故等に伴って環境中に放出された放射性核種について、その拡散、沈着及び移行過程と水・物質循環との関わりを理解する。また、原子力災害の環境影響評価のためのモニタリング手法およびモデリング手法について紹介する。

②原子力災害環境影響評価論Ⅱ(日本原子力研究開発機構)
日本原子力機構が取り組む福島復興事業や原発の廃炉措置に関する研究および緊急時対応などについて紹介する。

③原子力災害環境影響評価論Ⅲ(国立環境研、気象研、産総研、農環研、青森県)
原子力災害に対する緊急取り組みの現状と課題について、緊急時モニタリング(青森県)、大気拡散(気象研)、農業への影響(農環研)、河川・湖沼・生態系への影響(国環研)、測定法(産総研)等を紹介する。

④環境放射能動態解析論Ⅰ(放射線医学総合研究所)
放射線の生物・動物影響の基礎から、環境中の極微量放射性核種測定や分布・挙動に関する最先端の研究を紹介する。

⑤環境放射能動態解析論Ⅱ(筑波大)
放射性物質の環境中の動態を理解するために行われる観測や解析方法を講義と簡単な実験によって習得する。

⑥原子力災害特別セミナー(海外講師による特別セミナー)
海外から講師を招き、最先端の研究を交えた海外の原子力災害の実例や環境影響への評価法を学ぶ。
 
インターンシップ
⑦環境放射能リスク評価インターンシップⅠ(日本原子力研究開発機構)
日本原子力研究開発機構において計画書に基づいて実習し、高度な実践的経験と知識、技術を得る。

⑧環境放射能リスク評価インターンシップⅡ(国立環境研究所)
国立環境研究所において計画書に基づいて実習し、高度な実践的経験と知識、技術を得る。

⑨環境放射能リスク評価インターンシップⅢ(福島県環境創造センター(調整中))
福島県環境創造センターにおいて計画書に基づいて実習し、高度な実践的経験と知識、技術を得る。

⑩原子力災害海外特別実習 IAEA,IRSNなどの海外協力機関において計画書に基づいて実習し、高度な実践的経験と知識、技術を得る。