放射性物質環境移行部門 恩田裕一教授を研究代表者とする論文がプレスリリースされました。
本研究は福島第一原発の排水路を通じて同原発の港湾へ流出する放射性セシウム(137Cs)の供給源と変動要因を明らかにしました。タンク水漏洩由来の地下水中トリチウム(3H)を水文トレーサとして活用した成果で、137Csの5割は原子炉建屋に降った雨水が起源の「屋根排水」由来と推定されました。※PDF資料はこちら

Leaked Tritium Reveals the Source of 137Cs from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant to the Ocean
(流出したトリチウムが明らかにした福島第一原子力発電所から海洋への137Csの放出源)
Water Research, DOI: 10.1016/j.watres.2025.124464
(2025.8.24)