2015年度から2017年度にかけて実施された「原子力災害による環境・生態系影響リスクマネージメント人材育成事業」について、2019年3月29日付けで文部科学省よりA評価を受けました。
審査評価委員会は7人の有識者で構成され、事業期間の終了した課題について、事後評価を実施します。各課題の達成度、成果などが評価の対象となり、評価結果を通知することで、今後の原子力人材育成活動の活性化に資することを目的とします。
審査評価会においては、事業成果報告書と、ヒアリングを判断材料とし、さらに「課題の達成度」「特記すべき成果」「事業の継続状況・定着状況」「成果の公開・共有状況」「参加した学生数、原子力関係機関への就職状況、公的資格取得者数」のそれぞれの項目を評価し、所見とともに通知されます。
今回は「計画以上の優れた成果があげられた」とするA評価に加え、「体系的な教育カリキュラムを計画し、教材を準備し、実施した点」「カリキュラムの実践を通じて、チェルノブイリを抱えるウクライナ大学との国際交流協定を締結するに至り、また両国の学生がお互いに相手国を訪問して、研究や調査活動を展開している点」が評価に値すると評されました。
今後は広く広報に努めることにより、一般市民の理解を深めることに寄与すること、教育に生かされるような活動が期待されています。