平成29年3月13日(月)16:30より、筑波大学総合研究棟A棟407会議室にて、第11回CRiED研究部門セミナーが開催されました。(参加者18名)
◆発表者:脇山 義史 氏(福島大学環境放射能研究所)
◆題目:『さまざまな土地利用下にある斜面から流出した土砂の137Cs濃度の時間変化』
福島原発事故により土壌に沈着した放射性セシウムについて、事故直後からの土砂移動にともなう移行状況と除染影響の観測結果を発表した。
◆発表者:栗原 モモ 氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
◆題目:『銅置換体プルシアンブルー不織布を用いた森林土壌中の溶存態放射性セシウムの移動メカニズムの解明』
銅置換体プルシアンブルー不織布を用いた手法により、落葉層から土層へと移動する溶存態放射性セシウムの濃度の測定とその影響要因の解析を実施し、森林土壌中の溶存態放射性セシウムの移動メカニズムについて考察した。
◆発表者:鈴木 杏菜 氏(大阪大学)
◆題目:『福島県川俣町で採取した土壌中の90Srの深度分布及び移動度の決定』
森林土壌中のストロンチウム90の深度分布について、グローバルフォールアウトと福島原発事故由来の核種の分離を行うとともに、土壌中の下方移動速度を推定した結果について発表した。