平成28年12月8日(木)16:30より、環境動態予測部門会議室にて、第8回CRiED研究部門セミナーが開催されました。(参加者16名)
◆発表者:馬 文超 (MA, Wenchao) 研究員(筑波大学アイソトープ環境動態研究センター環境動態予測部門)
◆題目:『Climatic heat and water balance change under global warming, and sensitivity testing of land surface water flux –in case of Tsukuba』
つくば市を対象として、長期の気象観測データの解析に基づいて、気温及び湿度
等の長期変動傾向とその要因を明らかにした研究を紹介した。本発表では、気温
や湿度の長期変動の解析に使用した観測データの妥当性や、つくば市の土地利用
の変遷等との関連性について活発な議論が交わされた。
◆発表者:辻 英樹 研究員(国立環境研究所福島支部)
◆題目:『銅置換体プルシアンブルー担持不織布を用いた林内雨中溶存態Csの観測』
当センターの学際共同研究に採択された研究課題『銅置換体プルシアンブルー担持不織布による林内雨中の溶存態放射性セシウムの現場濃縮装置の開発』の途中経過報告を行った。本発表では、試行中の溶存態セシウムの捕集法の効率化や林内での雨水の採取方法等について活発な議論が交わされた。