筑波大学「放射線・アイソトープ地球システム研究センター」(CRiES) 発足のお知らせ


筑波大学アイソトープ環境動態研究センター (CRiED) は2023年4月1日、放射線・アイソトープ地球システム研究センター (CRiES) に改組されました。


放射線・アイソトープ地球システム研究センターの発足にあたりまして(ご挨拶)



これまで,本学のアイソトープ関連研究組織は,それぞれが研究・教育を進めていましたが,アイソトープ環境動態の解明には,さまざまな分野の専門的知見が必要でした。そのため,これらの組織を統合して一体的な研究・教育体制を構築する必要がありました。

今回既存のアイソトープ基盤研究部門,放射性物質環境移行部門,環境予測部門に加えて,新たに応用加速器部門,放射線影響医学部門,アイソトープ宇宙・地球化学部門,を統合することによって,放射線医学,加速器を用いた環境変動研究やデバイス研究など,アイソトープを用いた新たな研究の活性化,研究基盤の強化,安全教育の充実が可能となります。

また,福島事故環境影響評価および環境動態に関する課題は,様々な分野を含む複合領域研究であるため,異分野横断的なデータ基盤を構築することで,国際的な放射能の環境動態に関する研究を先導することが期待されます。そして,このセンターは共同利用・共同研究拠点の機能を持つことから,広く国内外の大学,研究機関,関連コミュニティに共有の研究基盤としても利用されることとなります。

今後,センターのますますの発展のため,皆様のご協力どうぞよろしくお願いいたします。


放射線・アイソトープ地球システム研究センター長   
恩田裕一