平成26年11月12日(水)16時より、アイソトープ環境動態研究センター環境動態予測部門 研究棟会議室において第4回CRiED 環境動態予測部門 セミナーが開催されました。発表者は当部門の研究員 会田健太郎さん、「マイクロ波衛星リモートセンシングによる土壌水分観測」というタイトルでお話しいただきました(参加者13名)。
土壌水分は蒸発による大気への水と熱の供給に大きな役割を担っており,気候変動などのグローバルな課題に対応するために広範囲・高頻度でモニタリングできる技術開発が望まれています.現在期待されている技術がマイクロ波衛星リモートセンシングによる土壌水分分布の把握です.この技術に用いられるセンサは低分解能であるものの広範囲を高頻度に観測できるマイクロ波放射計と,高分解能ながら低頻度の合成開口レーダ(SAR)があります.本セミナーでは,マイクロ波リモートセンシングの基礎と土壌水分観測技術の概要を紹介し,私の研究テーマであるSARによる土壌水分推定手法についてお話させて頂きました.様々な分野からお集まり頂いた参加者からは,今後の研究に非常に参考となる示唆に富むご意見を頂くことができました.
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第4回 CRiED 環境動態予測部門 セミナーのご案内
環境動態予測部門では、以下のセミナーを開催致します。
発表者:会田 健太郎(センター研究員)
日 時:11月12日(水)16:00~
場 所: アイソトープ環境動態研究センター環境動態予測部門
(旧陸域環境研究センター)会議室
タイトル:「マイクロ波衛星リモートセンシングによる土壌水分観測」
皆様ふるってご参加ください.