Database DOI
熱と水収支側定システム
このシステムは、測定フィールド、測定機器、およびデータ収集機能からなる。
その主要な目的は、地表面の熱と水収支のため長期の基礎資料を取得することである。
直径160 m(面積約20,000m2)の円形圃場で,中心には高さ30 mの気象観測鉄塔が立っています。熱収支観測システムでは,超音波風速温度計で運動量と顕熱のフラックスを直接観測しているところが特色です.一方,水収支観測システムでは,秤量式(ウエイング型)ライシメーターによって高精度の蒸発散量を連続測定しているところに特色があります。地下水位観測井等の施設の他,本観測システムのための各種諸測器が配置され,測定値は研究棟のデータ集録室で記録・収録されています。地表面は多種の雑草が混在し、植生を均一に保つための草刈りを毎年夏,秋に行っています。
データ引用 | |
パラメーター: | 風向、風速、運動量、顕熱、全短波放射、正味放射量、 地中熱流量、気温、地温、地下水位、露点温度、 蒸発量、降水量、気圧、日照時間 |
処理レベル: | |
時間: | 10sec (from 2003-04-26), 30min, 60min 24hour |
開始日: | 1981-08-01 |
終了日: | — |
観測所位置 | |
観測場所: | 筑波大学、日本 |
緯度: | (WGS84):36°06′35″N (36.1135) |
経度: | (WGS84):140°06′00″E (140.0949) |
標高: | 27.0 m |
引用と連絡先情報 | |
確認: | https://www.ied.tsukuba.ac.jp/en/edps/database-doi/ |
お問い合わせ: | 浅沼 順
中島 直美 E-mail yosoku-jimu@ied.(tsukuba.ac.jp を追加) |
リンク | |
データアクセス: | https://www.ied.tsukuba.ac.jp/ |
DOI: | http://doi.org/10.24575/0001.198108 |
データセットを引用する方法: | https://www.ied.tsukuba.ac.jp/en/edps/database-doi// |
プロバイダーのバージョン | |
Ver.1.1
Ver. 1.0 Ver. 2.0 |
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更新履歴 | |
メンテナンス | https://www.ied.tsukuba.ac.jp/category/mente/ |
バージョン1.1,1.0および2.0の説明
Ver. 1.1
2003 年 5 月より運用する新システムによって観測される生データに一定の品質管理が施されたデータセット.この品質管理には,メンテナンスや観測システムのトラブルにともなうエラーデータと決められた範囲外のデータを,欠測として生データから除去することが含まれている.データセットは年度末にホームページで公開されている.既に,旧システムのデータを新システムの出力様式に揃えたものも Ver.1.1 の長期データとして公開済み.新システムの詳細は,センター報告第 5 号(2004)に掲載されている。
Ver. 1.0
2003 年 4 月まで運用した旧システムによって観測された生データに品質管理が施されたデータセット.品質管理の手法が観測時期によって一貫していない点に注意が必要.
データセットは小数点を含まない.年度末にホームページで公開されるとともに,当時のセンター報告にも記載されてきた.新システムの運用開始後は,Ver.1.1 としてデータの更新が行われるようになったため,今後は更新されない。
Ver. 2.0
データの信頼性向上を目的として,上記 2 つのバージョンに対して改めて品質評価・品質管理を実施したデータセット.現在公開されている Ver.2.0 は,1981 年 8 月から 2005年 12 月までの約 25 年間のデータに対して,改めて一貫した品質管理が施された結果得られた一時間値.実施された品質管理の詳細や,得られた月統計値,年統計値,気候値のグラフは,センター報告第 7 号別冊(2006)に掲載されている。