「福島原発事故により放出された放射性核種の環境動態に関する学際的研究」若手育成策

1.目的:
新学術領域「放射能環境動態」を担う若手研究者に対し、各研究班での実習経験・短期滞在、国際学会への参加・発表の機会を与えることで、若手研究者の素質の向上、研究領域の更なる発展を促進する。

2.対象:
本領域の研究分担者・連携研究者らと共に研究に関わっている博士前期・後期課程学生及び39歳以下の研究者・教員を対象とする。

3.内容は、下記A-Cの通り。

A. 放射性核種の環境動態を学ぶ総合研修プログラム

異なる分野での観測・測定を通じて、今後の学術領域を担う若手の育成を行う。
自らの所属分野以外の各分野で、それぞれ1泊2日程度での実習を行い、認定を行う。
(たとえば,陸域の若手の場合は,大気・海洋・化学を受講)
それぞれの実習後にレポートの提出が必須であり、全分野に参加した者へは認定書を渡す。
旅費+宿泊費(ホテルの場合は,学生7000円打ち切り,PD以上9000円打ち切り)を支給。

◆各年度の若手育成策: H28年度 /  H27年度 /  H26年度 /  H25年度

B. 若手育成短期研修

各専門分野をより深く学ぼうと志す若手の育成を行う。
他研究機関に一週間滞在し、そこでの議論を通じて研究分野への理解を深める。
研修後にはレポートの提出が必須であり、修了した者には認定書を渡す。

C. 旅費支援

対象者が以下の事項を行う際に、実費 (エコノミー最安航空運賃+宿泊費 10000円打ち切り)での旅費支援を行う。
1.海外学会参加(発表を必須とする)
2.国内外の研究機関・大学への短期滞在(異なる計画班への事項を優先とする)

申込:
1.メールで申請する。
2.総括班で協議の上、申請の採択の結果を通知する。
3.採択された場合には、実習・短期滞在、学会参加後には、レポートを提出する。

・H28年度の旅費支援報告書はこちら
・H26年度の旅費支援報告書はこちら
・H25年度の旅費支援報告書はこちら

H28年度 若手育成策

A. 放射性核種の環境動態を学ぶ総合研修プログラム

Group A01

 ■第3回 福島第一原発事故による放射性物質の環境汚染シミュレーションに関する講習会【終了】
<プログラムはこちら (2016.6.21差し替え)>
日時: 2016年8月25日(木)10:30~ 8月26日(金)12:00
場所: 東京大学 本郷キャンパス浅野地区情報基盤センター1F 大演習室2
定員: 40名(先着)
参加費: 無料(事前登録制)
その他: 演習室には端末があるので,PCの持参は不要です。OSは Macintoshです。Mac操作に不慣れな方のために,Macサポート要員が若干名居ります。ソースコードやツールの保存を希望する方は,USBメモリスティックを持参ください(3GB程度)。
申し込み: 8月12日(金)までに、http://ebcrpa.jamstec.go.jp/isetr_a01-1/sanka/ のページから、お申し込みください。
問い合わせ: 気象研究所 環境・応用気象研究部 梶野先生(kajino"@"mri-jma.go.jp ※””を外して送信)

※旅費支援が必要の方は、筑波大学・佐野(sano.hiromi.gu"@"un.tsukuba.ac.jp)、または武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp)まで、ご連絡をお願いします。 (※送信時に””を外してください)

・報告書:A01-1班若手育成プログラムレポート
・報告者:大阪大学 浦西 克維

 ■第4回論文執筆研修のお知らせ【終了】
<プログラムはこちら(2016.12.16差し替え版)>
日時: 2016年12月19日(月)~12月21日(水)
場所: 筑波大学環境動態予測部門(旧陸域センター)会議室・ゼミ室
主催:リスク工学専攻・科研費新学術A「福島原発事故により放出された放射性核種の環境動態に関する学際的研究」A01‐2班
スケジュール:
・12月19日(月) 10:00 集合 各自のパワーポイント等による発表
          13:00-17:00 相互討論と内容改善
・12月20日(火) 午前: 各自の発表の重要ポイントの確認
          午後: 各自執筆活動
・12月21日(水) 午前: 読み合わせ、今後の執筆、推敲について議論 昼食後解散

申込締切:12月15日(木)※大学会館に宿泊希望の方は申込時にお知らせください。

 ●まとまった時間がとれます!
 ●論文の「考察」をいっしょに考えるアドバイザーが待機します!
 ●周りに論文まとめ作業をしている人がいるので、モチベーションがアップします!

問い合わせ: 筑波大学アイソトープ環境動態研究センター 羽田野先生(hatano"@"risk.tsukuba.ac.jp ※””を外して送信)まで。
※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp ※送信時に””を外して送信)まで、ご連絡をお願いします。

 ■「大気・降水放射能・バイオエアロゾル試料採取法の実習と電顕観察」【終了】
<プログラムはこちら>

本研修では、従前の大気・降水試料採取の現地実習に加え、キノコの胞子を中心としたバイオエアロゾルの採取方法、また採取した試料の電顕観察までを習得することを目的とします。つきましては、若手の皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。なお、本若手研修は、A03-6班のご協力を得ています。

日時:
・現地実習
 (1)9月1日(木)夜前泊~9月2日(金) 8:30~18:00 雨天決行
 (2)9月12日(月)夜前泊~9月13日(火) 8:30~18:00 雨天決行
・電顕観察研修
 (3)9月30日(金) 10:00~17:00 (夜懇親会予定)
※(1)と(2)の内容は同じです。どちらの日程で参加希望か、申し込み時に指定してください。
※(1)(2)に参加希望の方は、入域許可をとるので、参加希望日に加え携帯電話番号もお知らせください。
場所: (1)(2)福島県双葉郡浪江町、(3)気象研究所
担当:(1)北 和之(茨城大学)、肘井 直樹(名古屋大学)、(2)五十嵐 康人(気象研究所)、北 和之(茨城大学)、竹中 千里(名古屋大学)、(3)足立 光司、五十嵐 康人(気象研究所)
定員: 10名まで(先着順)
申込締め切り日:8月23日
持ち物:(1)(2)筆記および記録用具、雨具、長靴、タオル等、タイベックス、マスク、手袋などの汚 染対策用具(タイベックス等の汚染対策用具はこちらでも準備できます。用意できない場 合はご連絡下さい) ※長時間野外で作業します。熱中症対策を各自お願い致します。 (3)筆記具および記録用具
申込先: 気象研究所 神谷先生(kankyo4"@"mri-jma.go.jp ※””を外して送信)までご連絡をお願いします。

※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp)まで、ご連絡をお願いします。 (※送信時に””を外してください)

・報告書:A01-2班若手育成プログラムレポート
・報告者:明治大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻 藤井 健悟
 ■第3回論文執筆研修のお知らせ【終了】
<プログラムはこちら>
日時: 2016年7月3日(日)~7月7日(木)
場所: 筑波大学総合研究B棟7階728、712室および7階ピロティ
主催:科研費新学術A「福島原発事故により放出された放射性核種の環境動態に関する学際的研究」A01‐2班
スケジュール:基本は論文執筆ですが以下のイベントがあります。
・7月3日(日)
 14:00~  学生による研究発表、参加者によるアドバイス、議論
 18:00~  懇親会
・7月5日(火)14:00~15:00  場所:1階110公開講義室
 講演「研究の企画の立て方と、論文の書き方」【産総研・中田亨先生】
・7月7日(木)13:00~  学生による報告会
申込締切: 6月13日(月)※大学会館に宿泊希望の方は申込時にお知らせください。
*6/30締切に変更。宿泊の手配は各自でお願いします。

問い合わせ: 筑波大学アイソトープ環境動態研究センター 羽田野先生(hatano"@"risk.tsukuba.ac.jp ※””を外して送信)まで。
※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp)まで、ご連絡をお願いします。(※送信時に””を外してください)

・報告書:A01-2班若手育成プログラムレポート
・報告者:筑波大学 羽田野祐子


 ■海水中の放射性セシウムの分析および海洋地球研究船「みらい」・最先端海洋観測機器・むつ科学技術館見学【終了】
 <プログラムはこちら>
日程:2016年10月24日(月)14:45~10月25日(火)17:00
場所:国立研究開発法人海洋研究開発機構 むつ研究所
   〒035-0022 青森県むつ市大字関根字北関根690番地 TEL:0175-25-3811(代表) http://www.jamstec.go.jp/mutsu/j/
募集人員:9名(先着順:定員になり次第,募集を締め切ります)
担当:山田 正俊(弘前大学),本多 牧生(海洋研究開発機構),熊本 雄一郎(海洋研究開発機構)
研修概要:
(1)実習:海水中放射性セシウム分析のためのリンモリブデン酸アンモニウム(AMP)による前処理、ガンマ線測定、およびデータ解析法
(2)施設見学:海洋地球研究船「みらい」、海洋研究開発機構むつ研究所施設、むつ科学技術館
(3)講義:「最新の海洋における環境放射能調査について」
申込:希望者は10月3日(月) 7日(金)までに,海洋研究開発機構 熊本雄一郎(kumamoto"@"jamstec.go.jp)と弘前大学 山田正俊(myamada"@"hirosaki-u.ac.jp)まで,ご連絡をお願いいたします。(※””を外して送信願います)
※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp)まで、ご連絡をお願いします。(※送信時に””を外してください)

・報告書:A02-3班若手育成プログラムレポート
・報告者:筑波大学 数理物質系 物理学域(笹研究室)松中哲也

 ■『おしょろ丸船上での観測調査実習及び調査内容の解説』【終了】
期間:2016年6月1~15日(函館~塩釜~東京)のうち6月1~7日(函館港出港~塩釜港入港)または6月8~15日(塩釜港出港~東京港入港)の何れかを選択
場所:北海道大学水産学部練習船・おしょろ丸
内容:船上での観測調査実習、海域研究者による調査内容の解説、海域研究者との自由討論
募集人員:若干名
希望者は、4/8(金)までに東京海洋大学 神田穣太先生(jkanda"@"kaiyodai.ac.jp ※””を外して送信)までご連絡をお願いします。
※旅費支援が必要の方は、筑波大学 佐野(sano.hiromi.gu"@"un.tsukuba.ac.jp ※””を外して送信)まで、ご連絡をお願いします。


 ■若手育成プログラム(A03-5班)「森林の放射性核種移行調査及び空間線量率の測定法」【終了】
<プログラムはこちら>
日時: 平成28年9月21日(水)12:30~24日(土)12:30
場所:
 1.福島県伊達郡川俣町山木屋地区及び福島県内の森林(実習等)
 2.あだたらふれあいセンター(宿泊・講義等) (〒964-0074 福島県二本松市岳温泉2丁目66-2)
集合・解散場所:
 ・9月21日12:30 東北本線・二本松駅集合
 ・9月24日12:30 東北本線・二本松駅解散
募集定員:8名まで(先着順)
申込締め切り日:7月5日(火) 8月15日(月)まで募集延長
担当:
 ・恩田裕一、加藤弘亮、高橋純子、岩上翔 (筑波大学アイソトープ環境動態研究センター放射性物質環境移行部門)
 ・脇山義史 (福島大学環境放射能研究所)
持ち物:
 筆記及び記録用具、雨具、長靴・登山靴等、タオル等、手袋、防寒具、
 ノートパソコン、参加者自身の研究紹介資料(スライド3~5枚程度、5分以内)
申し込み先:
 筑波大学アイソトープ環境動態研究センター 加藤弘亮(kato.hiroaki.ka"@"u.tsukuba.ac.jp ””を外して送信)
※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp ””を外して送信)まで、ご連絡をお願いします。

 ■第6班若手研修プログラム -野生動物生態学及び野生イノシシの放射能測定法入門-【終了】
 <プログラムはこちら>
日程:2016年11月25日(金)
場所:宇都宮大学雑草と里山の科学教育研究センター
担当:小寺祐二(宇都宮大学雑草と里山の科学教育研究センター)・ 大久保達弘(宇都宮大学農学部)・飯塚和也(宇都宮大学農学部附属演習林)
募集人数:5名
目的:放射能汚染地域の森林に生息する野生動物は、放射性セシウムを含む植物 や動物を餌とし、その体内、特に筋肉に放射性セシウムを蓄積することが明らか になっている。また森林内での放射性セシウムの循環過程において、かく乱や拡 散要因のひとつであるとも考えられる。本研修では、森林における野生動物の生 態について基本的な知識を習得し、さらに野生イノシシの解体作業を実際におこ ない放射能測定試料を調整する作業を通して、汚染地域における野生動物問題へ の理解を深めることを目的とする。
【プログラム】
 9:00~10:00   野生動物の生態に関する講義
 10:00~17:00  野生イノシシの解体作業および放射能測定用試料調整
申し込み先:宇都宮大学 大久保達弘(ohkubo"@"cc.utsunomiya-u.ac.jp ””を外して送信)まで,ご連絡をお願いいたします。
※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp ””を外して送信)まで、ご連絡をお願いします。

・報告書:A03-6班若手育成プログラムレポート
・報告者:明治大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻   藤井 健悟


 ■EXAFS法による固体試料中のセシウムなどの化学状態分析』【終了】
<プログラムはこちら>
日時:2016年5月28日(土) 09:00~17:00
場所:高エネルギー加速器研究機構
募集人員:5~10名

<実験内容>
 1.土壌・堆積物粒子へのセシウム吸着試料の調製【実験】
 2.EXAFS法の概要【講義】
 3.得られた試料のEXAFSスペクトルの測定【実験】
 4.データ解析【講義】
 5.STXMの見学
<使用ビームライン>
 ・EXAFS(BL-12C)
 ・STXM(BL-13A)
各機関で年度始めに実施されます放射線取扱従事者の教育訓練を受けて頂けますと、ビームラインでの作業に時間制限がなくなりますので、可能であればご受講をお願いいたします(教育訓練を受けない場合、放射光施設への立入は見学扱いとなります)。

【申し込み・問い合わせ】
参加希望者は4月28日までに、東京大学 高橋嘉夫先生(ytakaha"@"eps.s.u-tokyo.ac.jp ※””を外して送信)まで ご連絡をお願い致します。
※旅費支援が必要の方は、筑波大学 佐野(sano.hiromi.gu"@"un.tsukuba.ac.jp ※””を外して送信)まで、ご連絡をお願いします。

・報告書:A04-7班若手育成プログラムレポート
・報告者:金沢大学 理工学域 物質化学類  宮澤 直希
GroupA04-8
 ■若手支援教育(A04-8班)『ガンマ線スぺクトロメトリーの原理と、環境試料の放射能定量分析』【終了】
日程:2016年8月8日(月)13:00~8月9日(火)17:00
場所:大阪大学ラジオアイソトープ総合センター豊中分室
 〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-1
 http://www.rirc.osaka-u.ac.jp/toyonaka_branch_access.html
募集人員:5名程度(先着順)
担当:篠原厚、二宮和彦(大阪大学)

【研修概要】
 1.講義:放射性元素の基礎知識、ガンマ線スぺクトロメトリーの原理
 2.実習1:ゲルマニウム半導体検出器の使用講習
 3.実習2:環境試料(持込可)の定量分析と解析法実習

【申し込み】
希望者は7月20日までに大阪大学 二宮(ninokazu"@"chem.sci.osaka-u.ac.jp ※””を外して送信)に連絡をお願いいたします。
※旅費支援が必要の方は、筑波大学・武田(takeda.momoko.gp"@"un.tsukuba.ac.jp)まで、ご連絡をお願いします。(※送信時に””を外してください)

・報告書:A04-8班若手育成プログラムレポート
・報告者:横浜国立大学 武藤芽依
・報告書: A04-8班若手育成プログラムレポート
・報告者:弘前大学 楊 国勝

C. 旅費支援

■「Radiological protection of the environment」course 参加報告■

実習日:2017年3月15~17日
実習場所:Centre for Ecology & Hydrology, Lancaster Environment Centre, LA1 4AP Bailrigg Lancaster, UK
報告書:「Radiological protection of the environment course (CEH Lancaster) 」[PDF/714KB]
報告者:明治大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻 藤井 健悟 氏

■ノルウェー生命科学大学での短期留学報告■

日程:2017年1月9日~28日
場所: ノルウェー生命科学大学(Norwegian University of Life Sciences)
報告書:「ノルウェー生命科学大学での短期留学について 」[PDF/640KB]
報告者:東京大学大学院 理学系 研究科 修士課程 三浦 輝 氏